
WordPressにはじめてGoogle Analytics(アナリティクス)を設置する方法で解説したように、すでにWordPressにGoogleアナリティクスを導入しているとして、話を進めていきます。
Googleアナリティクスでできることは、アクセスしてきたユーザーの行動や訪問経路解析、売上やリピーター率や直帰率滞在時間などが確認できます。
ここでは、Google Analyticsの基本的な機能「レポート」の見方や使い方について解説していきます。
Google Analyticsの「レポート」とは、このように「1日の訪問数やPV(ページビュー)数」、「どのサイトから、どれぐらいのアクセス数があるのか」、「自分のブログで、どのページにアクセス数が多いのか」といったことを見て調べることができます。
「ユーザーサマリー」画面

【ユーザー数】
サイトを訪れたユーザーの数で、1人が何回訪れても、”1”とカウントされます。
【訪問数】
ユーザー数 に 「1度サイトを訪れてから30分以上たって、再度サイトを訪れたユーザー数」を足した数です。
ユーザーが1回訪れてから、30分後に、再度訪れた場合、カウントは”2”になります。
(30分未満の場合は、カウントは”1”のままです。)
【ページビュー数】
ページが開かれた回数です。
1人のユーザーが、同じサイトの3つのページを訪れた場合、”3”とカウントされます。
【訪問別ページビュー】
1人のユーザーあたりの平均ページビュー数です。
【平均滞在時間】
サイトに訪れてから滞在した時間(1ユーザーあたりの平均値)です。
【直帰率】
サイトを訪れて、1ページ目でそのサイトから離れた割合です。
直帰率が高いと、1ページ見ただけですぐにサイトから出ていく人が多く、低いとサイト内で他のページを見ている人が多いということになります。
直帰率が高くなると、サイト滞在時間も長くなります。
直帰率は40%未満を目指していきましょう。
【リピーターと新規訪問者の割合】
右側に表示されている円グラフが「リピーターと新規訪問者の割合」です。
この場合は、1/3がリピーター、2/3が新規訪問者だと分かります。
リピーターが増えるということは、それだけ「お得意様」が増えていくことになり、サイトの評価も上がります。

【ユーザーの利用しているブラウザごとのアクセス数】です。

この画面で、「どこからのアクセスしたのか」が分かります。
【Organic Search】
検索エンジンからのアクセスです
【Direct】
リンクを介してない(リンク元がない)アクセスです。
・ブックマークからのアクセス
・RSSリーダーからのアクセス
・メールマガジンのURL
・その他のメディア などです。
【Referral】
検索エンジンとソーシャルメディア以外のサイトからのアクセスです。

「検索エンジン別のアクセス」、「どんなサイトからのアクセス」なのかが分かります。

「キーワード」→「オーガニック検索」を選択してください。
「ユーザーは、どのようなキーワードで検索してきたのか」ということが分かります。
(not provided)というのは、「キーワードを特定できなかったもの」です。

「行動」から「サマリー」を選びます。
この画面では、ページのURLが表示され「ページごとのアクセス数」を見ることができます。

メニューの「行動」から「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」を選びます。
この画面では「離脱ページの一覧と、各ページの離脱数や離脱率」を見ることができます。
「/」はトップページのことで、離脱率が32%%ですからそこからサイトを離れるのではなく、訪問者の2/3は他のページにも移動して見ていることが分かります。

「行動フロー」を見ると、ユーザーがサイト内でどのような動きをしているかが分かります。
どのページにアクセスして、次にどのページに移動しているかが図式で見ることができます。
以上が、Google Analytics(アナリティクス)の基本的な見方と使い方です。
Google Analyticsにはこの他にもたくさんの機能がありますが、全てを理解して使わなくても、ここで紹介したような最低限のデータを見て判断することができれば、アフィリエイトサイトのメンテナンスに役立てることができます。
このように、今回取り上げた機能を使うだけでも、サイトの改善をしてアクセスアップや売り上げ促進にもつなげることができます。
Googleアナリティクスにはこの他にもいろいろな機能がありますので、サイトの目的に応じて必要な機能を使っていってください。
もっと詳しく知りたいという人は、こちらが参考になります。